【シャープのCOCOROBOが当初計画を大きく上回る出足に~今年秋にはUSB活用の周辺機器も投入へ】
6月7日に発売になったシャープのロボット家電「COCOROBO(ココロボ)」が、当初計画の3倍以上の売れ行きをみせているという。シャープ 健康・環境システム事業本部ランドリーシステム事業部・阪本実雄事業部長は、「初年度10万台の販売目標に対して、順調な滑り出しになっている」と自信をみせる。
阪本事業部長は、予想を上回る売れ行きを見せている要因として、いくつかの理由をあげる。1つは、日本のメーカーが開発した製品であることへの期待感、安心感だという。
「日本の家屋の状況を知り尽くしたシャープの掃除機づくりのノウハウによって開発された製品であることが評価をいただいている。超音波センサーによって壁にぶつからずに家具を痛めないこと、HEPAクリーンフィルターとプラズマクラスターイオンにより、空気にもこだわった設計としている点など、日本のメーカーならではのこだわりが受けている。ダストカップのゴミを捨てる際にも手を汚さないという点も人気の要因」と語る。
2つめには、吸い込み能力の差だという。COCOROBOでは、大風量を生み出す高速回転ターボファンを搭載。本体前方のサイドブラシと回転ブラシが、かき込んだゴミを、高速回転ターボファンで吸い込み、フローリングの目地に詰まった細かなゴミまでキャッチする。
先日【自動お掃除機「ルンバ」が高齢者にウケている、という話】なんていう話を取り上げたけど、それに関連するのかもなあ、ということで。ぶっちゃけ、ルンバの日本改良版みたいな、と表現した方が分かりやすいCOCOROBOだけど、ここまで売れているとはねえ。
やはり「それなりの機能をそれなりの価格で」という商品が満ち溢れているので、「これまでとは一味違う、この商品ならではの良いところを持つ一品」が受けるってことなのかな。
COCOROBOの実売価格は『6.5万~9万円(2種類あって、高性能の方が高い)』。お年寄り世帯の中には、タブレット機やパソコン買うのなら、こちらの方がいいなあ、と思う場合もあるだろうな。
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