【注目の機能「らくらくタッチパネル」】
[らくらくスマートフォン(ドコモ内カタログ)]
中でも注目なのは、ボタン感覚で押せる「らくらくタッチパネル」。シニア層にとって、タッチパネルのアイコンをタッチしたときにボタンを押した感覚がないのは不安なことであり、確実に押そうとして長押ししてしまうこともよくあるのだという。これを解消するために富士通は指の圧力を検知して「触れる」と「押す」の違いを判別する専用のタッチパネルを開発した。
まずアイコンに"触れる"ことで、アイコンをフォーカス表示(青い枠)する。この時点ではまだアプリは起動しない。そこからグッと"押し込む"ことで、初めてアプリが起動するというわけだ。
このとき、指には画面が跳ね返ってくるような若干の振動が伝わり、あたかもボタンを押したかのような感覚を得ることができるのだ。実際に会場で触ってみたが、確かにかなりの"押した感"があった。シニア層のみならず、スマートフォンに機種変更したいけど操作感が変わるのが不安......という人にオススメである。
スマートフォンやATMなどのタッチパネルで問題視されているのは、【タッチパネル製品保有の世帯は8割強、携帯ゲーム機5割・カーナビ1/3】でも触れているけど、その操作感。これを解消できないと、シニアへの積極的展開は難しいかもなあ......と思っていただけに、今件の話はちょっと注目。どこまでボタン感に近づけるかなど、実際に触ってみないと分からないけど、面白そうなことに違いは無い。
あと、「OSにAndroidを搭載しているにも関わらず、Googleアカウントの取得・登録が必要ではないということだ。そのせいでアプリを後から追加することはできず、プリインストールのアプリで楽しむことしかできない」という割り切り方も好印象。プリインストのアプリのアップグレードはどうなのかな、という気もするけど、作り手側のやる気はじわじわ伝わってくるぞ。
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