【Kinect+HMDでミクさんとデートできる装置がついに完成】
ARメガネを使って初音ミクとデートしてみた動画がニコニコ動画で話題になっています。動画は7月3日に投稿されたもので、現在までに12万再生を記録。「ニコニコ技術部」カテゴリではデイリーランキング1位にも輝きました。
投稿者はニコニコ動画ユーザーの「あるしおうね」さん。動画では、KinectとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をちょっと強引に組み合わせて、自作のARメガネを作成、現実世界にミクさんを召喚することに成功しています。
メガネをかけると、CGのミクさんが現実世界に出現。投稿者が歩くと、その後をてくてくと歩いて追いかけてきます。視点を動かしてもミクさんの位置は変わらないため、まるで本当にその場に存在しているかのよう。
個々の周辺機器はあくまでも民生品。それぞれの機能を融合させれば、テレビや漫画、あるいは研究機関での実証実験映像に登場するような、ARメガネを構築できる......という仮説を見事に体現化したもの。
これ、製作者もおそらく気が付いているんだろうけど、結構画期的なもの。今件はあくまでも「初音ミク」を対象にしているわけだけど、各利用データを変えることで、「初音ミク」"以外"のキャラクタとの「バーチャルデートシステム」もできるということ(要は仕組みの汎用化)に他ならない。そのデータ作りが大変なのは当然だけど、「不可能ではない」というところまで可能性を高めたという点で評価できる。
処理速度とか超えるべきハードルはまだまだあるけど、やり方次第では新しいエンタメの世界が開けるかもしれない。
......相手は計算結果によって構築されたデータだけど、実在する人間の動きを元にしたデータってのもアリなんだぜ?(笑)
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