命を、街を救った高速道・津波を阻む高台併用という考え方

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【津波から高速道路へ「高台避難」 全国17カ所で対策】


東日本大震災の教訓から、階段やスロープを設けるなどして住民が津波から高速道路に「高台避難」できるように、全国5市2町の計17カ所で整備が進んでいることが10日、各高速道路会社などへの取材で分かった。

高速道路は立ち入ると危険なため、避難先として検討は進んでいなかった。だが震災で大津波が仙台平野を襲った際、宮城県沿岸の高速道路「仙台東部道路」ののり面を駆け上がった200人以上の命が救われた。周囲に高台や高層ビルはない地域だった。


まさに「この発想は無かったわ」状態。盛り土などで比較的高い場所に作られる高速道路は、そのまま防波堤としても、そして水域が上がった際の避難場所としても使えうる次第で。単なる防波堤だと平時には邪魔扱いされがちだけど、道路として使っていれば有効活用できる、と(というよりは両用か)。

「どのみち堤防は湾岸沿いに作る必要があるんだから」「鉄道も併設すればいいんじゃね」「PAとか高速バス用の停留所に防災用機材などを収めた塔を併設してみては」という話から「設置時には色々と問題が生じる」「騒音とか公害とか」「平時の安全性は」「高齢者も登れるような配慮をしておかないと」など解決しなきゃならない問題も多い。

でもすでに実績はできているわけだし、発想としては十分な有効性がある。地域活性化としても一役買うような気がするな(「物流新幹線構想」「高架式バス」だのといった切り口もありかな)。

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このページは、不破雷蔵が2012年7月11日 08:16に書いた記事です。

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