↑ 大停電を回避せよ!
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経済・社会を一瞬にして「死」に至らしめる大停電=ブラックアウト。大飯原発、浜岡原発の再稼動や電力不足が取り沙汰されるなか、まったく語られていないことがある。それは電力マンの本音だ。電力会社で働く人々は、いま本心で何を考えているのか。現場では何が起きているのか。本書はマスコミの電力バッシングから距離を置き、あえて正面から当事者である電力会社の社員たちを取材した一冊。「オフレコで聞いた生の声も多数掲載したが、それくらいの"本音"でなければ描く価値もない」(「はじめに」より)。ブラックアウトを回避すべく、電力を確保したい、社会を安定化させたいという思いはどれほどなのか。供給側から見たほんとうの電力問題がここから見えてくる。
【内容】第1章 火力発電所の「廃墟」にて/第2章 東北電力の信念/第3章 知られざる大赤字/第4章 自然エネルギーの実力はいかに/第5章 夢の放射能除去/第6章 「正しく恐れよ」
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なぜ"脱原発"は進められないのか?3・11以後、電力叩きに奔走するマスコミに対し口をつぐんできた電力各社社員たちが、"供給側から見た電力問題"を初めて語った。
先ほど【命守れるか 大阪の分娩医療機関の6割が計画停電の対象に】という話があり、江戸時代や明治初期ならともかく、現代では電気が常に安定された質で供給されるってのは、空気や水と同じぐらいに欠かせない状況なんだということ、そして「それが脅かされるのは、その可能性があるだけでも十分以上のリスクになる」ということを再確認。「電気」を「空気」「水」と置き換えれば、理解できる人も増えるかな。
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