【間違いだらけの 節電法(知識の宝庫!目がテン!ライブラリー)】
【エアコン節電情報> 家庭用エアコン節電情報 夏の冷房篇>(ダイキン工業)】
↑ スイッチの入切で温度調節を行うのはやめましょう
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①エアコンの「冷房」と「除湿」、どっちがエコ?
猛暑を乗り切るには欠かせないエアコン。街行く人に、「除湿」と「冷房」どちらが節電になると思うか尋ねると...30人中25人もの人が、湿気だけを取る「除湿」と回答。そこで、大型人工気象室を、蒸し暑い真夏の気温32℃、湿度70%に設定して実験です!除湿の消費電力、708Wh 冷房を突破中にある建物に最新のエアコンを設置し、28℃と26℃の冷房をかけ、2時間の積算消費電力を測定すると...28℃は390Wh(ワットアワー)、26℃は606Whもかかってしまいました。続いて、室内の環境を戻し、2時間除湿してみると...なんと、消費電力は708Wh。26℃の冷房を大きく上回るという結果に!
試しに他のメーカーのエアコンでも実験してみても、同様の結果でした。この理由を専門家に伺うと...「冷房は空気を冷やすと同時に水分を取り除き、湿度も下げているのに対し、除湿は冷房と同じ方式で湿度だけを下げ、さらに、冷えた空気を暖め直しているので、消費電力が多くなる」のだそうです。(※一部の古い機種を除く)そしてもう1つ、冷房の場合、一旦室温が下がると、その後の消費電力は減りますが、除湿の場合、消費電力は高いまま。これは、湿度よりも、温度を下げる方が簡単なためだそうです。つまり、除湿よりも、冷房の方がエコだったのです。。
●スイッチの入切で温度調節を行うのはやめましょう。
エアコンは、急に部屋を冷やすときに多くの電気を使います。設定温度まで冷やした後、その設定温度を維持しているときは、急に部屋を冷やす場合と比べてとても少ない電気ですみます。
節電のために、「部屋が涼しくなったらエアコンを止め、暑くなったら再びスイッチを入れる」というように、こまめに、スイッチの入切を繰り返して温度調節を行うと、急に部屋を冷やす運転が多くなるので、エアコンに温度調節を任せるよりも、多くの電気を使う場合があります。部屋にいるときは、自分でスイッチを入切して温度調節を行うのではなく、エアコンの温度調節機能に任せるようにしましょう。
先日からちらほらと出回っている、「エアコンは付け放しが良いのか、こまめにスイッチを入れたり切ったりした方が良いのか」の件。気になるのでちょいと調べてみた。逆に冬場において、暖房やら自動車のヒーターを使う時には、つけっぱなしの方が良いってのは常識なので、逆もまたしかり、だとは思っていたんだけど。
結果としては、やはり温度をおもいっきり変化させる時に大量の電力を使う場合が多くなるので、つけ放しの方が良い、との話。実際にはその場所でのさまざまな環境によるところが小さくないので、電力消費量をチェックする、【電気使用の「アクセス解析」こと「スマートセンサー」とは?】でも紹介したワットチェッカーなどで調べるのが一番なんだけどね。
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