↑ ビッグコミック(2012/08/25号、「星を継ぐもの」最終回掲載号)
最近では(隔)週刊誌はほとんど買わなくなったんだけど、今誌は今日の出張で電車内で読むものが欲しいなあ、と思っていたのと、「星を継ぐもの」が最終回だったので、せっかくだからと購入。
で、その「星を継ぐもの」。原作からはかなり引き伸ばした形で、まったく違う終わり方。ラスト数回は「あれ? 無理に引き伸ばしたせいか、ちょいとおチープな展開になってないかい?」という違和感もあったけど、最後の回ですべてがすっきりと収束し、「ああ、なるほどね」感。やっぱり上手いわ、この先生。単行本が楽しみ。
他の連載もそれなりに楽しめるものはあるんだけど、個人的な考え方という前提があるにせよ、今の時点では開けちゃいけない「パンドラの箱」を一つならぬ二つもほぼ同時に開けちゃったんで、「ビックコミック」の購入はここでしばらく打ち止め。昔の「ビジネスジャンプ」みたいに作者が暴走したわけでもないというのに(いや、それはそれで問題だけど)、事態も収束していないし、当時の状況も責任の対象もまだはっきりとしていないのに、「今やれば話題性が高いから」「注目を集めるから」というだけで、「まともな」専門家のアドバイスも無くこのような作品を展開するのは、正直蔑視せざるを得ない。
「震災から一年後......我々は何かを忘れていないか!?」......いろいろと、忘れているのは貴方達の方です。
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