江戸時代のお金の価値

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1.江戸時代の金一両は今のお金のいくらくらいに相当するのですか?
江戸時代における貨幣の価値がいくらに当たるかという問題は、大変難しい問題です。なぜならば、当時と現在では世の中の仕組みや人々のくらし向きが全く異なっていて、現在と同じ名称の商品やサービスが江戸時代に存在していたとしても、その内容や人々がそれを必要とする度合いなどに違いがみられるからです。

ただ、一応の試算として江戸時代中期の1両(元文小判)を、米価、賃金(大工の手間賃)、そば代金をもとに当時と現在の価格を比較してみると、米価では1両=約4万円、賃金で1両=30~40万円、そば代金では1両=12~13万円ということになります。

また、米価から計算した金一両の価値は、江戸時代の各時期において差がみられ、おおよそ初期で10万円、中~後期で3~5万円、幕末頃には3~4千円になります。


「日本銀行金融研究所貨幣博物館 お金に関するFAQ」からもう一つ。同じ商品やサービスがない以上、比較のしようがないってのは至極当然の話であって。当方が昔聞いた限りでは1両≒20万円くらいだったかな。

それと「江戸時代」っても300年近く続いているので、物価も随分と変わっている。特に後期においては藩札の濫用や小判の交換レートの問題などでインフレが起きてるからねえ(参考:【幕末の小判流出】)。

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このページは、不破雷蔵が2012年8月29日 12:45に書いた記事です。

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