【北海道電が今冬の需給見通し 予備率2%以下に】
【今冬の電力需給について】
↑ 今冬の供給力(昨年度冬季との比較)
北海道では、寒さの厳しい冬季に電力需要がピークを迎えますが、泊発電所の発電再開時期を見通すことが難しい状況にあることから、当社は今冬の電力の安定供給確保に向けた需給対策の検討を進め、このたび、現時点における今冬の電力需給状況と需給対策をまとめましたので、お知らせいたします。
泊発電所の発電再開が見込めない場合、供給電力(kW)面※1では、12月から2月にかけて供給予備率が2.0%以下にとどまり、日々の電力需給運用に最低限必要となる3%の供給予備率を確保できないおそれがあります。
また、冬季の北海道では暖房需要などにより夜間も需要が下がらず、1日24時間にわたって高い需要が続くことから、供給電力量(kWh)面※2においても、1月から2月にかけて3~4%程度不足するおそれがあります。
厳寒・凍結・積雪と気候が厳しい冬季の北海道では、節電が難しく、さらには停電がお客さまの日常生活や生産活動に与える影響は非常に大きいものと考えております。
このため、発電設備などの計画外停止が頻繁に発生している状況にあることから、計画外停止の発生によってさらに厳しい需給状況となることも想定しておく必要があります。
【北海道・東北両電力管轄での最大電力動向】などでも触れているけど、北海道電力管轄では冬が電力需給のピークになる。しかも冬場は(今件資料中に解説あり)夏場と違い、昼夜での需要の差がさほど出ない。その分、夏場ピークを迎える場所以上のヤバさがある。夏の真っ盛りのさなかに北電が、電力供給だけでなく電力供給「量」まで不足するっぽいという悲鳴を挙げていることが何を意味するか。理解をした方がいい。
「足りる足りる」と主張する人たちの多分(関西広域連合で大いに「活躍した」飯田氏や古賀氏が非常に良いサンプル)において、自らの主張や利権を押し通すために、無理な計算を積み重ねて「はじめに結果ありき」での数字を出してる感は否めないのよね。太平洋戦争中に「自分らはこうしたいから、こうあってほしいから、敵はこう動いてくれるはずだ」的な考えで作戦を立案した「とても偉い」将官と同じで。要は「お利口な大人」は昔も今も何ら変わりない、と。
タチが悪いのは、この「お利口な大人」達は、事実が判明した後でも間違い......というか自分らの強弁について誤りを認めないこと(昨日の【関西電力の電力供給量の実態】を見るように)。それどころか「自分は間違ってない」「陰謀だ」「利権だ」などを繰り返す次第。まぁ、「今の」国の最上位が似たようなことやってるから、真似してるんだろうけどね。
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