↑ 星を継ぐもの(4、最終巻)
J・Pホーガン原作、星野之宣先生作の「星を継ぐもの」の最終巻。後半部分にかけて原作から大幅にプロットを修正・拡大し、大団円的なシメでの終結。今単行本の半分くらいは連載時に待ちきれず、掲載誌を調達して読んだんだけど、やはり一挙に流して読むと、面白みがまた違う。
最後のまとめ方がやや王道的、キレイすぎという感もあるけど、進み過ぎた技術文明文化ってのは得てしてああなるものだし(アマゾンの感想の一部にも、これを嫌う人もいたけどねね)、これはこれでいいのかなあ、と。前巻で謎とされていた「ブラックフォール兵器」の謎も解けたし。
それと、三巻でも行われていた趣向、表紙カバーのデザインの巧みさも継承。表と裏、折込部分の手前部分と後ろ部分、それぞれに配された人物たちの区分と配置が非常に考え抜かれたものになっている。気が付くと「なるほど」と思うはず。
久々に「買ってよかった」と思えるシリーズでした。
(最終更新:2013/08/17)
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