↑ 関電需給動向など
節電「要請」期間における関西電力の電力需給データについて、公開情報を元に毎日グラフ化している次第だけど、どうも先日の土日から流れが変わった感がある。
これまでは土日には火力の出力を落とし、主に中部電力からの融通電力を増やして調整していたんだけど、その動きが昨日一昨日の土日から無くなった。火力を落とす一方で、融通電力の値もお盆休みの時程度にまで減少している。
自社管轄内の火力発電所は、必要な時には比較的早い時点で供給力を増やすことができるけど(とはいえ家庭のガスコンロや電子レンジのように、スイッチ一つで全開ってわけにはいかない)、融通電力の場合はさまざまな調整が必要になるので、隣の席の人に「電卓貸して」みたいな気軽さですぐに調達できるわけじゃないからね。調整がすぐにはできない融通電力を減らしているってことは、需要の山場を越えたという判断がなされたのかもしれない。
これからしばらく残暑が続く可能性はあるけど......数字の上では、朗報というべきかな。いや、むしろ融通電力がゼロになってはじめて、正常な状態なのだから、まだ安心はできないけどね。
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