【総合資源エネルギー調査会総合部会(第二回・配布資料)】 ・太陽光...「大量に普及した場合」午前中から夕方前における電力需要の一部(特に家庭)を自家消費の形で代替しうるので、電力網のサポートとなりうる。「最大電力発生時」には"設置された太陽光設備の"3割程度の発電出力の評価。ただし冬期に電力需給が増加する管轄では注意が必要。 とある。太陽光は「それなりに評価」、風力は「今後に期待」というところ。 で、太陽光についてだけど、面積による発電効率を考えると、どこまで電力の下支えができるかなあ、と。【買い取り制度の廃止で大きく揺らぐ、ドイツの太陽光発電市場の現状】あたりでも説明していると、「ドイツと同じように首が回らなくなるよ」ということを示唆している感は強いけどね。 個人ベースで、あるいは企業内で消費分の電力のサポートとして用いて、インフラとしての電力需給の支えにはできるけど、メインとしては無理、ということ。ピンチヒッターをフルスタメン選手にしちゃダメよ、ということですな。ましてや国の金を大量に突っ込んで一部を懐に収めるような、ペテン師に引っかかっては、ドイツと同じようになるぞ、と。
↑ 太陽光発電供給能力の評価(自家消費と余剰電力)
連系線の新資料をチェックしている課程で見つけた資料。自然(再生可能)エネルギーのうちで注目度の高い、太陽光と風力について、実際に電力需給網にどの程度貢献しうるかの精査を、各種データをもとに行っている。概略をざっとまとめると、
・風力...安定出力が望めず、現状では供給能力の評価はできず
ましてや太陽光発電などの不安定な自然エネルギーを供給側から大量に用いるとなれば、インフラの大規模な補完が必要になる。その費用、兆単位よ? ちゃんと試算に加えてます??>>どこぞの研究所やペテンな社長さん
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