「脆くも壊れやすい子供心」......とでも訳するのかな、The Fragile Childhood」というフィンランドで展開されている、子供をさまざまな問題から守る団体のコマーシャル映像。憂鬱で何かにおびえている子供たちのシーンが次々と描かれているのだけど、周囲はまったく普通の、日常と変わりのない情景。ところが子供の親と思われる人物はマスクをした変態男だったり、ゾンビだったり、黒いフードをかぶった魔道師だったりする。そして「子供達の目から、私たち大人はどのように見えるのでしょうか......もし我々が酔っぱらっていたら」とのメッセージ。
酒乱とまではいかないまでも、酒を飲むことで日常とは性格が異なる様相を見せる場合は多々ある。感受性豊かな子供にとって、親の変貌は数十倍にも増幅されて見えるはず。その時子供たちはどのような心持ちで、親と接しているのだろうか。それを暗示する内容となっている。思い当たる人、はっとなる人も少なくないかも。
最後のシートベルトのシーン、良く考えると「酒によったまま運転」ってことになるんだよなあ。それはそれでまずいんじゃないかな、と蛇足話。
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