防衛省発米軍資料満載のオスプレイ関連資料

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↑ 導入当初10万飛行時間におけるクラスA飛行事故の件数
↑ 導入当初10万飛行時間におけるクラスA飛行事故の件数


1 MV-22オスプレイの沖縄配備の意義
米国のアジア太平洋地域重視の戦略の中で、在日米軍、なかでも沖縄の海兵隊の存在は大きな意義を有しており、MV-22オスプレイは、その海兵隊の能力の中核を担う装備。

オスプレイは、換装するCH-46Eに比べて、速度2倍、搭載能力3倍、行動半径4倍という優れた性能を有しており、同機の沖縄配備により、在日米軍全体の抑止力が強化され、この地域の平和と安定に大きく寄与する。

なお、CH-46Eは、既に自衛隊でも退役させた機種であり、これ以上の継続使用は困難。長期的に見た安全性の観点からも好ましくない。


■事故・クラス分類
○ クラスA
政府及び政府所有財産への被害総額が200万ドル以上、国防省所属航空機の損壊、あるいは、死亡又は全身不随に至る傷害もしくは職業に起因する病気等を引き起こした場合

○ クラスB
政府及び政府所有財産への被害総額が50万ドル以上200万ドル未満、一件の事故の結果として、負傷又は職業上の疾病が恒久的な部分的障害をもたらす場合、又は3名以上が入院した場合

○ クラスC
政府及び政府所有財産に対する被害総額が5万ドル以上50万ドル未満、あるいは、当日を除いて1日以上の欠勤をもたらす負傷又は疾病を引き起こした場合


電力周りと並び、昨今では非論理的・デマゴギー的な論評が展開されると共に、報道が本来の報道の役割を果たしていないことが多い、オスプレイ関連の話。防衛省側でまとまった、米軍側発表資料を翻訳した上で精査した資料がどっさりと用意されていたので、ここで覚え書き。

特に、問題視される(というか意図的にされている?)事故率についても、詳しい解説がなされている。多分に報道「など」で伝えられている話が、解釈の間違いから来ているものであることが分かる。

......まぁそういう方々には「米側資料とあるけど、米軍も嘘をついている、隠蔽しているかもしれないじゃないか」という反論をしてくるのだろうけどね。


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このページは、不破雷蔵が2012年9月20日 12:21に書いた記事です。

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