[年内の原子力再稼働困難に 規制委会見で指摘]
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[原発再稼働「規制委が主導を」 首相 委員長の見解否定 ]
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原子力規制委員会が発足した19日、田中俊一委員長と4人の委員が記者会見を開いた。 田中委員長は原子力発電所の再稼働に向けた新たな安全基準の策定について 「できるだけ早く (暫定基準の) 見直しを図りたいと思うが (年内は) 難しい」 と指摘。 また 「暫定基準の見直しをするまで (安全確認の) ゴーサインを出すことは無理だ」 と述べた。 これにより、冬季に需給が逼迫する北海道電力の泊発電所など、年内の原子力再稼働は極めて困難になった。
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野田佳彦首相は21日の記者会見で、原子力発電所の再稼働について「原子力規制委員会が主導的な役割を果たす」との認識を示した。規制委の役割は原発の安全性審査にとどまり、再稼働の判断の責任は政府が負うとした規制委の田中俊一委員長の見解を否定した。
首相は再稼働の時期についても「規制委が判断することだ。時間がかかりすぎだからおかしいと言うことがおかしい」と述べ、あくまで規制委の判断だと強調した。
そもそも状況判断や影響もほとんど精査せずにストレステストの導入を決め、各基準そのものや委員会の設置についても引き伸ばし......というかスケジュールを考えれば全力で立ち上げねばならないところなのに遅滞行動を繰り返し、挙句の果てに「遅れても俺のせいじゃない」。「責任取らない党」とはよくぞいったもので。もっともこれ関係については「要請」からずっと、「責任取らない」という軸はぶれていないようだね。
上層部が責任をとらない、そのくせ功績は自分のものとしたがる。そのような態度を取ると、その下で働く者達はどういう考えを持つか。組織の中で実際に働いていれば、実体験をもって理解できるはずなんだけどね。そういう経験を持った人が少ないのだろうね、あの方々は。
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