安打を量産し続けるヤンキースのイチロー外野手(38)が、まるでマジックのような不思議なヒットを記録した。21日のアスレチックス戦に「8番左翼」で出場。3回1死無走者で打席に入り初球をたたくと、打球がワンバウンドして先発右腕パーカーを強襲。投ゴロと思われたが、ボールが突然消えた。何が起こったか分からないまま一塁に走ると、パーカーが必死にユニホームの中に腕を突っ込んで手探り。何とユニホームの中に打球が入り込んでいた。
「一生に1回ないでしょ、あんなこと」と笑うイチローの珍妙な一打は、内野安打と記録された。「どうやって打球が入ったのか分からない」と話すパーカーは、この安打の直後に開けていた胸の第1ボタンをすかさずはめた。
欧米のコメディドラマでも無ければ見れないような情景・シーンが実試合で起きるとは、まさにミラクル。確率論的にはゼロではないけれど、事実上ゼロに等しいような事象をたたき出すイチローは、やはり神に祝福されているに違いない。また一つ、伝説を作ったという感じかしらね。
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