1)やるべきこと
・自殺に代わる手段(alternative)を強調する。
・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。
・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。
2)避けるべきこと
・写真や遺書を公表しない。
・使用された自殺手段の詳細を報道しない。
・自殺の理由を単純化して報道しない。
・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。
・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。
......という勧告があり、諸外国もこれを参考に、あるいは独自にガイドラインを設け、報道には細心の注意を払っている。翻って日本はどうだろうか、という話。「やるべきこと」をどれだけやっているか、「避けるべき」ことをどれだけ避けているか。「あれ?? 全く逆じゃないのかな」と頭を抱えるような実態がすぐに理解できるはず。おかしいよね。あれだけ自殺問題について大騒ぎしておきながら、そのリスク足りえるこれらの条項を全然守っていないのだから。
それとも逆かな。守らないような(守らない理由は「面倒くさいしコストがかかるから」「守って番組を作る方法を知らないから」そして何よりも「視聴率を稼ぎたいから」なんだろう。ドーピングのようなものだ)伝えられ方ばかりしているから、日本の自殺率は高いのかしら。だとしたら、もしそれの裏付けが取れたら、各報道は大変なことになるねえ。
いや、もしそうなっても自業自得、かな。
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