[「リスト型アカウントハッキング」への対策]
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[RMT行為、不正アクセス行為への取り組みに関するご報告]
ドラゴンクエストXは、各規約に記載されている内容に違反したプレイヤーに対し、厳正な処罰を行なっています。運営チームより、このたび行いました不正対応調査についての結果を報告させていただきます。
ドラゴンクエストX 運営チームおよび、スペシャルタスクフォースでは、かねてよりRMT行為や不正アクセス行為などの不正行為を排除する取り組みとして、各種の調査を行っております。この度の調査の結果、他のお客様のアカウントに不正にアクセスを行ったプレイヤーが、RMT販売業者へゴールドの提供をしていたことが確認されました。運営チームでは極めて悪質な行為であると判断し、不正行為者への厳正な対処を行っております。
●不正アクセスとRMT行為の関連性
今回のRMTにおけるゴールドの流れの追跡過程で、以下のケースの存在を確認しています。
(1) 不正なアクセス (※) により、無作為に他人のアカウントへのログインを試みる
(2) ログインに成功したキャラクターのゴールドを、不正行為者が所有するキャラクターに渡す
(3) (1)~(2)で入手したゴールドをRMT販売業者に渡す
(4) RMTによるゴールド購入者が、RMT販売業者からゴールドを受け取る
※ 日本の法律に違反する犯罪行為です。先日お知らせさせていただきました 「リスト型アカウントハッキング」 と考えられ、現在調査および対策を行なっています。
以上のことから、RMT業者からゴールドを購入することは、不正アクセスという犯罪行為への加担につながります。RMT販売業者とのゴールド売買は絶対に行わないでください。
●RMT行為にかかわっていたIDとゴールド
今回の調査の結果、以下のキャラクターがRMT行為に関わっている事実が確認されましたため、永久アカウント停止処分と保有ゴールドの凍結を行いました。凍結ゴールドの合計は、約1,371万ゴールドとなります。
※キャラクター名、キャラIDにつきましては、伏字での公表とさせていただきます。
※キャラクター名についてはゲームの仕様上重複できるため公開しておりません。キャラIDについては単一なものですが、今後の調査に支障が出る懸念があり一部のみ公開とさせていただきます。
(以下略)
以前【ドラクエ10で偽記者による詐称トラブルへの注意喚起】で触れた不正行為以外にも、RMT(リアルマネートレード、現実世界の金品によるゲームデータの売買)周りを中心に色々と問題が起きていることは耳に入っていたけど、かなり大規模な「摘発」が入ったようなので、覚え書き。リリースの解説によれば、現金化を目的とした詐称行為、さらにそれを行うためのハッキング(当事者がハッキングをしたのか、第三者が取得した個人情報を利用したのかは不明)まで行っていたとの話。
一部まとめサイトでは「RMT販売業者がアカウントハックをした」とあるけど、これは現時点では正しい表記とはいえない。個人で詐取したゲーム内ゴールドを、RMT販売業者(企業)に売っただけかもしれない。そういう個人をもRMT販売業者と呼ぶのなら話は別だけどね。またRMT販売業者(企業)の内部の人、あるいは依頼・契約などでつながりがある人が詐取した可能性も考えられる。いずれにしてもそのあたりは、現時点では不明。
アカウントのハッキングについては「日本の法律に違反する犯罪行為です。先日お知らせさせていただきました 「リスト型アカウントハッキング」 と考えられ、現在調査および対策を行なっています」とあるけど、このハッキングと合わせ、今回のRMT詐取アカウントに対しても、法的手段を用いるべきではないかな。威力業務妨害あたりは適用できるだろうし、ゲーム内ゴールドを換金していることが判明すれば、「金銭対価のある対象物」として判断されうるから、窃盗あたりも検討できるかも(この辺は法の専門家でないから詳しくは分からじ)。
しかし「凍結ゴールドの合計は、約1,371万ゴールド」とあるけど、実際詐取されたゴールドはこれ以上なんだろうなあ......。
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