[岩谷産業、汎用性の高い小型タイプの非常用LPガス発電機を発売]
↑ 非常用LPガス発電機
岩谷産業株式会社は、デンヨー株式会社との共同開発による非常用LPガス発電機を販売して参りました。
このたび、汎用性の高い小型タイプ(9.9kVAおよび12kVA)が新たにラインアップされたことに伴い、10月17日より正式に予約発売を開始し、12月から出荷開始する予定です。
東日本大震災を契機に、LPガスは大規模災害が発生して電気や都市ガスなどのライフラインが寸断された場合でも、調理や給湯、暖房等の燃料として使用できる「災害に強い分散型エネルギー」として、その有用性が再確認されています。また、大規模な災害発生時でも電気をまかなうための非常用LPガス発電機の導入が全国各地で始まっています。
これまでは工場、公共施設、マンションなどへの設置を想定した発電能力34kVA、20kVAの2種類の取り扱いを行って参りました。今回、発電能力を9.9kVA(単相3線式)および12kVA(三相3線式)とする、より汎用性の高い小型タイプの「非常用LPガス発電機」を発売開始することで、小規模の事務所や病院など各現場に適した提案および設備の導入が可能となりました。災害発生時の分散型エネルギー源確保に向けてより細かな対応を行い、さまざまなユーザー様へのご提案に力を注いで参ります。
【本機の特長】
デンヨー株式会社は、防災用・可搬用自家発電装置で高い国内シェアと信頼性を有しています。本機は、その信頼性をベースに、ユーザーが必要としている性能も兼ね備えた非常用LPガス発電機です。
・純国産発電設備で、高い信頼性と安心メンテナンス体制
・密閉構造により、超低騒音(65dB以下)を実現
・設置工事、運転操作、維持管理が容易(切替盤内蔵、自己診断機能有)
リリース中にもある通り、今件は中小企業や小規模な小売・公共施設向けのもの。需要に合わせた機器として、チェックしたいところも多いはず。
一方で、こういったモノそのものの需要が高まるってことは「施設運営側のコストリスクの増大」も合わせ、従来「社会全体として保険を設けていた」面が失われてきたことも意味する。いや、天災のように避けられない事象に対する備えなら仕方ないし、むしろ奨励すべきではあるんだけどね。昨今の日本ではむしろ「それ以外」の理由で停電リスクを恐れ、それに対する備えとしてコストの上乗せを要求されているから(「菅・要請のジレンマ」というやつだね)。
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