[賞味期限前に廃棄なんて...食品鮮度ルール緩和へ]
賞味期限が切れていない加工食品の返品や大量廃棄の要因とされる流通業界の商慣習「3分の1ルール」について、大手スーパーや卸、メーカー約40社でつくる協議会が緩和する方針を決めた。流通段階のムダをなくすのが目的で、近く有識者を交えた検討チームも発足し、来年度をめどに具体策をまとめる。
飲料や調味料、スナック菓子、即席麺などを対象にした3分の1ルールは消費者の「鮮度志向」に応えるとして、スーパーなどの主導で普及した。賞味期限が6か月の加工食品の場合、製造から2か月以内に卸業者から小売業者に納品しなければならない。「納品期限」を過ぎた商品は賞味期限前でもメーカーなどに返品され、多くが廃棄される。
「鮮度志向」ってのは理解できるけど、「三分の一ルール」ってのは初めて知った人も多いと思う(当方もしかり)。メーカーや卸、小売りの主要企業が経済産業省の主導で発足させた「製・配・販連携協議会」の論議の結果、ルールの緩和が必要だというお話。鮮度志向云々ってのもあるんだろうけど、「小売店で店頭配備できる時間が短いと損じゃないか」という意見もあるんだろうなあ、という気もする。
非常食のように購入者の長期保存を前提とした商品なら、このルールもありかなという気はするけど、そうでない限りは確かにもう少し緩和しても良いかもしれないね。具体策がまとまれば何らかの形で公式発表もあることだろうし、ちょいと覚えておきたいところ。
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