[海外食料需給レポート(Monthly Report)のポイント国際的な穀物等の需給の見通し(2012/13年度)(PDF)]
穀物全体の生産量は、前年度より減少して消費量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。穀物全体の期末在庫率は18.9% と前年度(20.5%)を下回る見込み。
●小麦
生産量は、米国、インド、カナダで増産も、前年度より減少し
て消費量を下回り、期末在庫率は世界全体では低下する見込み。
【生産量:659百万トン( ▲5.2%)、消費量:681百万トン( ▲ 2.0%)、期末在庫率:26.0%】
◇旧ソ連諸国では収穫がほぼ終盤。凍害や乾燥等により生産減。
◇米国は、収穫が終了。生産量は前年を上回る見込み。
◇カナダは順調な生育で収穫が進展。生産量は前年を上回る見込み。
◇インドの冬小麦は、収穫が終了し、史上最高の生産見通し。
(以下略)
先月28日に提示された、国際的な干ばつ・穀物需給問題に関する注意喚起。主要4種のうちでは大豆は南米の増量で問題はなさげだけど、米、とうもろこし、小麦が結構ガチンコで頭を抱えそうな自体との話が簡潔に語られている。こういう数字は、その数字の実態以上に市場に反映されることが多いので、今後の相場動向には要注意(穀物価格が上がれば、それを飼料とする食肉も当然上昇が予想されるし、ね)。
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