【初音ミクをHMDで目前に合成して「現実化」、HMDは6万円の市販品 ソフトも公開予定アリ】
約6万円のヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)で、初音ミクを眼前の風景に合成、しかもそれを「今後、フリーソフトとして公開するつもり」(ソフト作者)という興味深いデモが7日(日)のイベントで実施された。デモシステムは6軸センサー付きHMDのVuzix「Wrap 1200VR」とKinect、数千円のWebカメラ、それにノートPCで構成されたもの。デモが行われたのはベルサール秋葉原などで行われたライトノベル系の総合イベント「電撃文庫 秋の祭典2012」のVuzixブースだ。
今回のデモイベントは、ヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)を通して、初音ミクのいる仮想世界を体験できるというもの。HMDを装着すると、現実の風景の中に初音ミクがいるような合成映像を見る事ができる。見る方向を変えたり、歩いて場所を変えたりしても破綻なく合成されており、まるで、本当にそこに初音ミクがいるような感覚だ。初音ミクは立っているだけでなく、ブース内を走り回るなど動きもある。
こうしたデモはこれまでにもあったが、従来は高価な機材を利用するのが一般的。今回のデモでは、先述のように比較的安価、かつ入手しやすい機材で実現しているのが注目できる。最も特殊なパーツはHMDのWrap 1200VRだが、これも秋葉原のPCパーツショップなどで購入できる。
既視感を覚える内容なのでちょいと調べてみたら、以前【ミクさんとデートも可能...市販の機器でバーチャルデートシステムを構築】という話を紹介していた。記事や動画の名前を見る限り、どうも別人のようだけど、考えることはみんな同じなんだなあ、と色々納得。
しかしこれ、ミク相手ができるのなら、データを差し替えることで色々な対応が可能になるよね。アイドルやらアニメキャラというエンタメ方面はもちろんだけど、博物館などでの案内役にARキャラを用いるとかさ。
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