【今冬の需給見通しについて(北海道電力、2012/10/12)】
↑ 電源別ロードカーブ
同日開催された政府の関連会議に提出された、北電作成による電力需給予想最新データ。先日の【今年の北海道、電力の安定供給は困難との見通し】と比較しても、関連各員がそれこそ言葉通り「菜種油を搾り取る」ような状況でリスクをほんの少しでも削減しようと努力邁進しているようすがうかがえる。
ただ、中をちょいとよく見てみると、「とりあえず今冬を乗り越えれば、あとはどうにかなる」とせざるを得ないような対応もちらほら見受けられる。例えば定期点検の繰り延べとかね。本来インフラ系の企業なら絶対やっちゃいけない、やるべきではない、本人たちもやりたくはない手口。そこに手を出さねばならないほど、状況は切羽詰まっているのが分かる。
乗り切れたとして、来年はどうするの? 増加したコストは全部利用者に負担するよ? などの問題も山積。「菅・要請のジレンマ」に陥った日本の現状が、如実に表れているという感じ。打破そのもののプロセスは簡単なんだけどねえ......。
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