【特別企画 : 海外進出意向に関するアンケート調査 約4割の企業が海外進出の意向あり ~ 中国進出済み企業の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向あり ~】
↑ 表1 (業種別)海外進出意向割合
企業の海外進出意欲が高まっている。国内市場の縮小に対する危機感が強まっているほか、新たな事業展開や需要獲得を目指し、海外に活路を求めるケースの増加が背景にある。
そこで帝国データバンク(TDB)では、保有する企業情報データベースをもとに、「海外への進出・拠点拡大の意向有無(※)」、「進出国・地域」などについて企業に調査を実施した。
・海外拠点の拡大先は「インドネシア」がトップ
「拠点拡大の意向あり」と回答した539社に海外拠点の拡大先をたずねたところ、「インドネシア」が選択率16.9%でトップ。次いで「中国」(14.8%)、「ベトナム」「タイ」(13.9%)の順となった。
・中国進出済み企業の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向あり
中国進出済み企業311社のうち、18.0%が中国以外の国・地域へ拠点を拡大する意向があると回答。全体の2割弱が中国以外の国・地域への進出意向があり、国・地域別では、「タイ」(39.3%)、「インドネシア」(30.4%)、「ベトナム」(25.0%)の順に高い選択率となった。
情勢が大きく動いた......というよりは事実が一般にも容易に理解できるように露呈した昨今以降の動向を知りたい人は多いだろうけど、それについてはまだ未調査とのこと。「当アンケートは中国国内での反日デモ発生前の調査のため、現時点では「中国」の選択率は低下しているとみられる」という言及もあるので、今後同様の調査が行われることを期待したい。
特に資料中の表2「進出意向国・地域の選択率」は要注目。今後再調査の結果、どれだけ動くかだね。
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