【YouTube、著作権対策機能を強化 左右反転動画も検出可能に】 Google日本法人は10月4日、動画共有サイト「YouTube」で、投稿動画が著作権を侵害していないか自動で識別する「Content ID」機能を強化したと発表した。違反動画の検出精度を高め、左右を反転した"ミラーリング動画"も検出できるようにしたという。 これまでも、著作権侵害の申し立てを受けたユーザーが無効を主張するためのプロセスはあったものの、その主張が否定された際に再び異議を申し立てることはできなかった。そこで今回、主張を否定されたユーザーによる異議申し立てを可能にし、真の権利者が保護されやすい仕組みにしたという。
YouTubeの著作権侵害対策機能「Content ID」が強化され、新たに左右を反転した違反動画なども自動で検出できるようになった。また、権利侵害の指摘を受けたユーザーが権利者に"異議"を申し立てるためのプロセスも改善した。
時々YouTubeの映像で左右反転のものを見かけるけど、これはこの「Content ID」などのような自動チェックプログラムを避けるためのもの。今回の改善で、それらの違法動画のパージが進むことになる。残念に思う人もいるかもしれないけど、「ノイズ」動画の増加による弊害はかなり大きかったので、ありがたいお話。ただ、どこまでの精度があるのかは、これからの動向に注目ってところ。
もう一つ、著作権の申し立て周りもありがたい話。これについてはむしろ、「著作権ゴロ」と表現できる集団対策として、有効なんじゃないかな(権利を持っていないにも関わらず、権利保有者として片っ端から「動画を取り下げるか、うちの広告を入れろ」と突っ込みを入れる国際的集団が複数確認されている)。
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