[ロボ飛行機、災害現場を撮って自動帰還 宇宙機構が開発]
[自動飛行の撮影画像公開]
↑ 電動小型無人機「SAFE-F1」
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災害現場まで自動操縦で飛んでいき、様子を撮影して帰ってくる――。そんな小型ロボット飛行機の開発に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が成功し、北海道大樹町の実験場で17日発表した。誰でも簡単に操作できるのが特徴という。
土砂崩れなどで、発生直後の被災状況を把握するのに使うことを想定し、自治体の防災担当職員らが簡単に使えるようにした。パソコン上の地図をマウスでなぞって飛行経路を指定するだけで、自動操縦で目的地まで飛んで戻ってくる。
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、災害発生時に被災地の様子を自動飛行で撮影する電動小型無人機「SAFE-F1」の実証試験を大樹町相川の山林で行っている。実用化に向けた最終段階のテストとして、町多目的公園内の大樹航空宇宙実験場以外を初めて飛んだ。17日に同機の空撮画像が公開され、崖崩れ地点の他、周辺の川、木々の様子を鮮明に写し出している。
同機(全長1.6メートル、全幅2.2メートル、重量5キロ)は、兵庫県南部地震(1995年)や新潟県中越地震(2004年)などの被災地から情報収集に対するニーズを聞き取り、2006年から鹿児島、福島両県などで試験を重ねた。大樹では10年から実験している。
......ということではあるけど、JAXA自身にまだ動画・リリースなどが上がっていないので、【JAXA内の実験実績ページ】から「SAFE-F1」の写真を転送。朝日ではさも「はじめて」のように描かれているけど、十勝毎日新聞社なりJAXAなりの記事を見れば分かるように、はじめて大樹航空宇宙実験場「以外」で飛んだということで、ちょいと注目。
有人偵察機が飛べないような場所、状況下での現状確認などにはかなり有効ではないかな。単価が抑えられれば広域配備なんてのも出来そうだね。
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