↑ 別冊花とゆめ 印刷実績(万部)
現在、社団法人日本雑誌協会発表の印刷証明部数のデータを色々と精査中。ということでちょいと気になったことを。「別冊花とゆめ」の下げ方がきついので原因を調べてみたところ、どうやら「ガラスの仮面」が多分に影響しているらしい。
【少女・女性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2011年7月~9月データ)】で触れたように2011年9月号の連載再開で思いっきり部数をかさ上げしたけど、これも四半期のみ。ただ、その後も下げ基調を押しとどめる力はあったようだ。ところが、2012年7月号で休載し、現時点でもそれが続いている関係で、部数の減退が再び始まっている。特に今四半期は、前年同期が連載再開時のため、前年同期比の値がエライことに......。
単独作品でもこれだけの影響力があるのだなあ、と感心。それと共に、昔はこういう「スター作品」が雨後の竹の子のようにあったのも、雑誌販売数が伸びた一因だったのだろうなあと思ったりもする。もちろん昨今の状況の原因はほかにも山ほどあるけどね。
(最終更新:2013/08/17)
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