「欧州の電力自由化がもたらした、電力会社の集約と規模の巨大化」

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市場価格が急落する直前までのグラフを呈して「これが国際価格の現状です」とドヤ顔で演説したり、虎の威を借る狐の如くインフラ企業に恐喝をしたり、実情を知らずにイメージだけで「血と汗を流せ」と相手企業を叩いて自分の美味しい話を飾り付けするなど、「今の」国のトップがそういう状況を望んでいるからというのもあるのだけど、電力関連の状況は正直ヤクザ紛いの魑魅魍魎が暗躍どころか表だって活動している状況。電力の発送電分離、自由化にしても、「送電には手間とお金がかかるし儲からないから自分達は絶対やりたくない!」との思惑で、分離すれば・自由化すれば、こんないいことがありますよ、欧州だってやってるじゃんと「起きうるかもしれない」利点を並べ立てて煽動する方々がいる始末。

で、その欧州では一体どんな状況になっているのかを記したレポート。以前アメリカでの現状を【「電力自由化のリスク」】などでも触れたけど、一部で語られているイメージとはまったく違った状況が欧州でも展開されているというのが実情。

自由な移動が出来なかった、移動手段もなかった、もちろん情報を取得する機会もほとんどなかった江戸時代じゃないんだから、「煽動するために、良いところだけ、可能性としての未来のみ」を伝えて、同時に起きている問題、それ以前に実態・現状そのものを無かったものとするってのは、止めるべきだと思うな。大人として恥ずかしい。

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このページは、不破雷蔵が2012年11月29日 07:24に書いた記事です。

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