【入浴中の急死、年間1万7千人 65歳以上、全国推計】 入浴中の急死は冬場に多発。温度差による血圧の急激な変化が原因と指摘されるが、実態はよく分かっていない。熱中症も原因の一つと言われており......
↑ 2011年における高齢者の入浴中心臓機能停止者事例数
65歳以上の高齢者が自宅などで入浴中に意識障害を起こしておぼれたり、脳卒中や心筋梗塞を発症したりして急死するとされる「入浴関連死」が、全国で年間約1万7千人に上るとの推計......
冬場に入浴中の事故が起きるリスクについては、先日【冬場に増える入浴中の溺水事故に注意】でも触れたばかり。今調査では各消防本部から回答のあった事例(入浴中に死亡した高齢者)が4252人に登ること、そこから高齢者人口やら、「不搬出」(救急隊によって搬送されない)事例を考慮して算出した概算結果が1万7000人とのこと。
随分と大雑把に概算しているので、数千人の上下のぶれがある可能性は否定できないけど、確定数だけでも「1年間で」4000人を超えているってことだけでも驚愕。
先の記事の後ろにも記した「入浴中の溺水予防のポイント」、つまり
1.長湯、高温浴は避ける。
2.脱衣場や浴室の室温が低くならないように注意する(風呂から出た際に急激な温度変化が生じる)。
3.深夜の入浴は、浴室温と湯温の差が大きく、倒れた際に周囲に気づかれることが少ないため、リスクが上昇するので避けるように。
4.飲酒後の入浴はしないように。
5.高齢者が一人で入浴する場合は、時々声をかけて様子を見るように。
6.乳幼児をお風呂に入れる時は、わずかな間でも目を離さないように。
には十分注意したいものだね。
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