1965年というから、米ソの緊張やら核兵器の対峙やらが華やかなりし......という表現はともかく、熱を帯びて語られ、実態として危機感を覚える人が多数に及んでいたころ。イギリスのBBCによって作成された、核戦争に伴う動向を、地方行政や社会秩序の面から描いている。視点としては非常に興味深いものだが、紹介者の話によると「衝撃的過ぎてお蔵入りしたものらしい」「一部の劇場でのみ公開された」とある。
直接的被害の検証がやや甘い感はあるけど、その後の情勢変化には「ありうるもの」として認識すると共に、言葉が出ない。
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