【急速な円安による「通貨安競争」は誇張...IMF】
【IMF Note on Global Prospects and Policy Changes】
↑ Real Effective Exchange Rate
国際通貨基金(IMF)は21日、モスクワで15、16日に開かれた主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に提出した報告書を公表した。急速な円安を契機とした「通貨安競争」への懸念は「誇張されている」と指摘しており、日本銀行の金融緩和策が円安誘導ではないという日本政府の主張に沿った内容だった。
報告書は、欧州危機などを背景に、安全資産としてやや過大評価されて買われていた円が、金融市場の落ち着きを受けて売られたと指摘。日銀の緩和策については、弱い国内経済を支えるのが目的だと分析した。
ということで先日のG20における日本の金融政策やら円安やらの話について、IMFから正式なレポートが出たので、覚え書き。斜め読みした限りでは、上記の元記事の解釈で間違いないと思う。適正化への移行というわけだね。全文を日本語で読みたい所だけど。
......まぁ、こうやって公的文章として公知されたことだし、【IMFの日本サイト】あたりでしっかりとした訳文が出ることに期待。どのみち、日本の報道機関じゃ詳しい解説は期待できそうにないし。個人的には政府なり与党なりで翻訳して公表するのも一つの手だとは思うな。
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