【仁丹の技術、排水からレアメタル回収カプセル】 レアメタルは、携帯電話やパソコンなどのOA機器に使われる貴重な資源だが、機器の製造過程で出る残りかすは工場排水などに混じってしまい、回収が困難とされていた。 同社が大阪府立大と共同開発した産業用カプセル(直径0・5~8ミリ)は、排水に投入すると、カプセル内に浸透したレアメタルに微生物が吸着して内部にとどめ、カプセルごと燃やすと、レアメタルだけが取り出せる。 薬などの液体を継ぎ目のないカプセルで包む同社の独自技術を応用して開発した。微生物が漏れ出す継ぎ目がないため、カプセル内にもれなくレアメタルを取り込めるという。
↑ 森下仁丹のカプセルページ
「仁丹」や医薬品の製造、販売などで知られる森下仁丹(本社・大阪市)は、滋賀県長浜市小野寺町の東野・小野寺工業団地内に、工場排水の中に溶け出したレアメタル(希少金属)を効率的に回収できる新開発の産業用カプセルの製造工場を建設する。カプセル内の微生物の働きで、効率よくレアメタルを回収して再利用できるといい、3月からの一部稼働を目指す。
現時点で該当しそうなリリースは無し。昨年11月にそれっぽい話のリリースがあり、この時点では事業化できるか否かの検証を始めるとある。ということは3か月で「これはイケる」という判断が下されたってことだね。具体的な仕組みなどが気になるけど、リリース待ちかな。元々森下仁丹はカプセル方面の技術に長けたところではあるけど、こういう使い方があるとはねえ......。
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