ペルーのUTEC(技術工科大学)が優秀な学生を募集するために実施した、ユニークな看板。同大学が位置するリマはペルー第二の都市だが、降水量の絶対的な不足による、慢性的な水不足に悩まされていた。一方で同地域では湿度が異様に高いことでも知られている。
そこで同大学では、空気中の水蒸気を凝縮して飲料水として飲めるようにする装置を看板内に組み込み、技術の素晴らしさを看板自身に体現させた。この看板から生み出される飲み水は、3か月で9450リットル。数百世帯を充足させるだけの量があるとのこと(※原文では「数百世帯分の一か月あたりの消費量」とあるので、「3か月で9450リットル」と比べた場合、充当世帯数は数十世帯になるかもしれない。単純計算で生成量は約100リットル/日になるからね)。
詳しい説明がないので判断できかねるけど、電気を結構食うんじゃないかな、という感もある。太陽光発電や風力発電も合わせ、出来得る限り自前のエネルギーで水を生成できるようになれば、もっと技術のアピールができるし、汎用化も可能なんじゃないかな。その分初期投資も大きなものになるけど。
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