輸入麦の政府売渡価格の改定ルールに基づき、直近6か月間(平成24年9月~平成25年2月)の平均買付価格を基に算定すると、平成25年4月期(平成25年4月~平成25年9月)の政府売渡価格は、5銘柄平均で54,990円/トン、9.7%の引上げになります。
なお、今回の政府売渡価格の引上げは、算定期間前半(平成24年9月~平成24年11月)において、小麦の国際相場が米国の高温・乾燥気候による作柄悪化懸念を背景に上昇した大豆・とうもろこしの国際相場に連動して高水準で推移したこと及び算定期間後半(平成24年12月~平成25年2月)において、西豪州産小麦の生産量が乾燥等の影響により減少し輸入価格が高騰したこと等が主な要因です。
●【米干ばつで牛の飼育数が減少-牛肉供給逼迫、価格上昇の兆し】
米国は1930年代以降で最悪の干ばつに見舞われ、既に52年以来の低水準となっている牛の飼育数が減少。牛肉供給の逼迫(ひっぱく)と外食産業のコスト増の兆しが示唆されている。ブリトーチェーン店を展開するチポトレ・メキシカン・グリルは値上げの可能性を示唆し、政府のデータによると、骨なしサーロインステーキの昨年12月の平均価格は1ポンド当たり6.781ドルと、前年比で10%上昇した。
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