【コンビニの出版物販売額をグラフ化してみる(後編:全体編)(2012年「出版物販売額の実態」版)】
【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる(2012年「出版物販売額の実態」版)】
【アマゾン、昨年の日本売上高は7300億円規模に 通販業界トップと判明】
【更新】コンビニの出版物販売額をグラフ化してみる garbagenews.net/archives/16230... 年間の出版物売上が2兆円で、コンビニのそれが約3000億円でアマゾンジャパンのそれが約2000億円ということは、日本の出版物の4分の1が書店を経由しないで売られていることになるのか。
— Zucchiniさん (@zucchini_blue) 2013年3月7日
↑ 販売ルート別推定出版物販売額(2009-2011年度)(比率)(電子書籍追加Ver.)
「日本の出版物の4分の1が書店を経由しないで売られている」という話があり、興味があったので概算を......と思った時点で気が付いた。そういや自分自身、『出版物販売額の実態』で似たようなことやってるじゃん。ってことで再整理。
一番気になるのは「インターネットルート」での販売額。最新の『出版物販売額の実態』では1371億円とあるけど、これは説明によれば「アマゾンジャパンや楽天ブックスなども、把握できる範囲で含む」ってことなんだよね。ところが今回アマゾンジャパンだけで売り上げが7300億円って値が出てしまった。もちろん出版物だけじゃないけど、楽天なども含めて1371億円に留まるとは思えない。
で、似たような話を探していると、
・出版物販売総額......19240+1000=20240億円
・インターネット(アマゾン経由)......1371+1000=2371億円
・コンビニ......2617億円
よって、(2371+2617)÷20240=24.6%
となり、大体1/4という概算はバッチリという結果となる。アマゾンの部分が結構あやしいので、実際には「2~3割程度」との表現の方が適切かもしれないけどね。アマゾン以外にもネット通販による出版物販売ルートはあるから、「2~3割強」くらいになるかもしれない。
今後コンビニルートの販売は減るだろうけど、その分、いやそれ以上にインターネット経由の販売額は増える。そして電子出版の割合も増えていく。本屋経由での販売額が漸減していることもあわせ、本屋経由「以外」で本が売られる比率は漸増していくことになるだろうね。
(最終更新:2013/08/23)
コメントする