献血をうながすため、ブラジルで行われたプロモーション。フリーペーパーに献血啓蒙の1ページ広告を展開するだけでなく、その広告に描かれた手に向けて、ペーパーを貫通する形で釘を打ち、穴を開ける。献血行為そのもの、そして針を刺した跡をイメージしているわけだ。そして「この穴、ほとんど影響ないでしょ?だから献血しましょうよ」とのメッセージ。
受け取った人はいつも通り文面に目を通し、最後に献血の広告に目を留め、はじめて穴が開いていたことに気が付く。「なるほど。全然気にならないのか。ならばしてもいいかなあ、献血」という話の流れになる次第。
少なくとも物理的に穴が開いていることで、通常の写真のみの広告よりははるかに注目が集まるし、献血に関するメッセージ性も強い。飛び出す広告ならぬ、穴あき広告だからね。
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