【高濃度レアアース海底3m下に存在】 日本の排他的経済水域である南鳥島沖の海底の泥には、レアアースが6000PPMという高い濃度で含まれることが、ことし1月に行われた現地調査の結果、分かっています。この泥について、海洋研究開発機構などの研究グループが分析を進めた結果、濃度が6600PPMと最も高かった泥は海底から3メートルほど下の比較的海底に近い場所に存在していることが新たに分かりました。
↑ KR13-02調査航海のピストンコア採取地点
南鳥島近くの日本の排他的経済水域にある海底の泥には、ハイテク産業に欠かせないレアアースが高い濃度で含まれることが明らかになっていますが、こうした泥は、海底から3メートルほど下の比較的海底に近い場所に存在していることが新たに分かりました。経済産業省などは、こうした情報を基に資源化できるか検討を進めることにしています。
たとえほんの小さな島でも、領土というものがいかに大切なのかが分かる一例。レアアースの存在は前々から指摘されてはいたけど、こういう地道な調査で確証を行い、可能性を上げていく努力は欠かせない(単なる埋蔵金云々よりもはるかに価値のある話)。もちろん採掘リスクやコストの面を考えねばならないから、「レアアースの存在確認」と「レアアースをざくざく採れる」とはまた別物だけど、今後は今まで以上に注力してほしい案件の一つではある。
嫌がらせを受けたから、面倒だからといって、自分の手にある宝物を手放すのは単なる愚か者。嫌がらせをしている者の目的は、まさにそこにあるのだから。
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