メタンハイドレートのガス生産実験については、本年3月12日から実施していましたが、本日14時頃に終了しました。今後、現場海域にて3月末頃まで廃坑作業等を行う予定です。
メタンハイドレートの商業化に必要な技術整備の一環として、平成25年1月下旬から渥美半島~志摩半島の沖合にて、メタンハイドレートを分解し天然ガスを取り出す試験の準備を始め、本年3月12日に、世界初となるガス生産実験を開始し、同日、ガスの生産を船上にて確認しました。
その後、ガス生産実験を概ね計画通り実施していましたが、①3月18日早朝から、減圧のために水をくみ上げるポンプが不調となったこと、生産井の坑内に砂が混入するなどガスの生産が正常に行えていないことを確認したこと、また、②試験海域で天候の大幅な悪化が見込まれていることから、同日14時頃、ガス生産実験を終了しました。
こちらは18日に公開された資料で、ちょいと覚え書きのタイミングを逸したかなあ......的なもの。でも忘れないように、と。【愛知県沖でのメタンハイドレート、世界初の海洋産出試験に成功】の続報に当たる内容で、トラブルの発生や天候不良により、実験は終了。今後は後片付けやデータの精査のステップに移るとの話。
具体的な解析内容については、公開できる範囲の者は4月以降に逐次出てくるのだろうけど、色々と楽しみではある。安全性の確保やコストダウンの方法など、検証の上改良しなければならないことは山ほどある。その上でも今回の実証実験のデータは千金に値するものとなるからね。
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