スペインの映画館でのお話。映画の上映が開始されると、タイトルロゴも含め、なんだかとってもぼやけた映像が。なにこれフィルムのトラブル? それとも3D映画だったっけか? とざわめく観客。1分半ほどこの状態が経過した時点で画面は鮮明化し、そして「飲酒は責任を持って」(飲酒運転はダメよ)というメッセージが展開される。
要はお酒を飲むと目がかすんで視界がぼやけることが多々あるよね、というのを映画の冒頭で再現した、飲酒運転防止のキャンペーンだった次第。種明かしをされてなるほど感を覚えた観客は、一斉にそのセンスをたたえ、笑いと共に拍手が劇場内に満ちあふれる。こういう発想、大切にしたいね。
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