自転車を利用する人が多いデンマーク。しかし万一事故を起こした際に頭部を守る、専用のヘルメットをつけている人はごくわずか。そこで自転車のヘルメットを制作する会社Nutcaseが安全啓蒙も兼ねて行ったのがこのプロモーション。
自転車の通行場所を示す標識の棒の部分を横にUの字型に曲げ、そこに自転車のヘルメットを挟み込んだ。そして内部に「頭をこの中に入れて写真を撮り、投稿してね。抽選でこの自転車用ヘルメットが当たるよ」という、ソーシャルメディアを用いたキャンペーンを実施した。人々は面白がって次々にヘルメットに頭を入れてポーズを撮り、写真に収め、Facebookに投稿していく。写真を撮った人は、ヘルメットに頭を突っ込んだ人、そしてそれらの写真を見た人が皆、ヘルメットの頑丈さや頭を守ることの重要性を再認識することになる。もちろんヘルメットの会社のブランド力がアップしたのはいうまでもない。
むしろ自転車ヘルメット着用義務化をすると重大事故も公害も増えてしまう、という論もあるんですよね。=公害車両である自動車の乱用が増え、これにより重大事故も公害も渋滞も増えてしまうため。
だから自転車王国のオランダも自転車ヘルメット着用義務化はしていません。
結局は、自転車の気軽さ、便利さを奪わないほうが交通安全と環境の為になる、ということをオランダは示しています。