【三陸鉄道:南リアス線の一部が運行再開 2年ぶり】
【南リアス線は4月3日より、盛~吉浜間で運転を再開いたします】
第三セクターの三陸鉄道(本社・岩手県宮古市)は3日、東日本大震災による津波などの影響で不通となっていた南リアス線=盛(さかり)-釜石間36.6キロ=のうち、岩手県大船渡市の盛-吉浜間(21.6キロ)で2年ぶりに運行を再開させた。
南リアス線は線路が流されただけでなく、鉄橋が地震で損傷したり、3両の車両が津波の影響で使用不能となった影響で復旧が遅れていた。三陸鉄道では、流失した線路を敷設し直すとともに、クウェートから寄付された原油の売却代金で3両の車両を建造し、13年3月15日からは運行再開に向けて試運転を続けていた。
三陸鉄道では、来春をめどに残る不通区間を復旧させ、全線路開通を目指す。
●
南リアス線は震災の影響で全線で運転を見合わせておりましたが、4月3日より盛駅~吉浜駅間で運転を再開いたします。4月3日は臨時列車で運転をいたしますので、臨時列車の時刻はホームページの「プレリリース・トピックス」でご確認ください。なお、営業運転は4月4日からとなりますので、時刻はホームページの時刻表をご確認下さい。
【「自力復旧はこれが限界」三陸鉄道、国などに支援要請】などでも紹介した、震災で大きな痛手を受けた三陸鉄道。中でも南リアス線は全線が被害を受け、状況回復には大きなリソースが必要とされるため、復旧作業が今なお続いている状態。
来年春には全路線の開通を果たせるとのことだけど、そこからが本当の復興の始まりなんだろうな。
コメントする