スイスの高級腕時計メーカー「オメガ」のイタリアでのCM。時計の内部構造っぽい歯車のアップに始まり、それが実は海底の様子を疑似表現していたものだったことが分かる。そして海中を泳ぐ魚や人、さらには海面、海上を走るボートとそれを操る人、街並みのさまざまな造形、あらゆるものが歯車で再現された世界が描かれていく。
最後に描かれるのは宇宙、そしてそれすらも、オメガ製の時計の一部分でしかなかった......という、先日【百億の昼と千億の夜 読了】で紹介した「百億の昼と千億の夜」的な切り口を見せるストーリー。場面の切り替えが一度も無く、流れるように繰り広げられる情景の展開に、元記事にもあったように「音楽の調べに誘われることもあり、最後まで没頭してしまう」一作に違いない。
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