【「予定通り消費税増税を」G20で財政再建に決意、麻生財務相】
ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が19日午後(日本時間20日未明)、日銀の「異次元の金融緩和策」を容認する共同声明を採択して閉幕し、麻生太郎財務相は記者会見で、「予定通り消費税を引き上げる決意を説明した」と述べた。大胆な金融緩和を進める一方で、消費税増税を国際社会に"公約"し財政再建の取り組みもアピールした形だ。
「与野党合意に基づき、経済環境を整備し、予定通り消費税を引き上げる決意がある」と述べた。
38分後半、予定通り消費増税と麻生氏56分頃、増税のマイナス面への問。増税は必ずしも税収増を意味しない例として97年をあげ、増税法案の附則18景気条項あり10月に判断。景気悪ければ増税先送り。今判断するなら増税しない、と麻生氏ow.ly/1VtWBu
— おおしま真さん (@shinchanchi) 2013年4月21日
日本では、麻生太郎氏の「予定通り消費増税」発言しか報道なかったようですが、今年の10月に増税判断し「状況によっては、増税先送り」という発言はスルー。本音と建前あるかもだけども、さすがのメディアクオリティtwitter.com/shinchanchi/st...
— おおしま真さん (@shinchanchi) 2013年4月21日
麻生氏と見境なき記者団、もといマスコミの曲解報道については本家サイトでも【「麻生首相が証券会社や株式投資を見下した」と報じられた有識者会議を検証してみる】や【「麻生首相がドイツを名指しで批判した」と報じられた記事などを検証してみる】などいくつか詳細に分析したのを含め、数多くの「悪意ある」と表現しても間違っていない話がある。また消費税については【「消費税率を14年4月8%、15年10月10%」は絶対なのか】にもある通り、付帯条項付であること、その条件がクリアされなければ実行されないことなども触れている。
今件のG20での発言に際しても、「今年の10月に付帯条項絡みでの判断を行う」「現在の景気状況では先送りになる」との発言があるにも関わらず、それには一切触れない報道ぶり。文意を読めないのなら記者として失格のレベルであるし、読めている上でスルーしているのなら、やはり記者、あるいは報道全体としての質の問題になる。まぁ、その程度の「質」であることは、前々からの話なのかもしれないけどね。
「インディアン、嘘つかない。でも黙っていること、できる」ってのがあるけど、意図的に一部分についてのみ黙り、全体的な意味を違えるってのは、ねつ造に等しい行為でしかないのだけどな。
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