【Charging forward-電気自動車に関する調査報告2012年版-】
↑ 持続可能なEVインフラ構築には何がもっとも重要か
PwCによる電気自動車(以下、EV)に関する調査報告書は、2011年4月版に続き2度目の発行となり、短期、中期、長期にわたってEVを成功に導く主要な要因について評価することを目的として作成されました。
自動車、ユーティリティ、エネルギー、テクノロジー、政府、金融、教育の各セクターを代表する、34カ国200名以上が本調査に回答を寄せています。本調査報告書には、その中から選り抜いた結果をまとめ、EVの現在および将来の見通しに対するPwCの見解を加えています。
本調査報告書では、次の4つの重要分野に焦点を当てています。
インフラ構築
価格設定
地理的要素
今後の見通し
先日別件で探し物をしていた時に見つけたレポート。見通しということでいくつかの項目に関する調査結果が掲載されている。価格設定と共にインフラ構築の面ではなかなか面白い結果が出ているので、覚え書き。要は「インフラに重点を置かないと電気自動車は普及しないよ」という話。
「既存のガソリンスタンドに併設、あるいは置換する形で電気自動車用のスタンドを」「コンビニに配するのはどうか」というアイディアもあるけど、法令上の問題や料金体系やコストパフォーマンス、蓄電器・充電器の問題もあり、一筋縄ではいかない。さらにいえば、【電気自動車の走行距離のトラブル】でも触れているように現行の電気自動車の航続距離が短すぎるので、スタンドが過度に必要になるということを考えれば、単にスタンドを増やせばいいわけでも無い事が分かる。多分に、技術と期待のみが先行しすぎて、一般運用レベルにまでは達していないということかな。
それこそ(何度か書いた気がするけど)自動販売機でジュースを買うがごとく、電気自動車用の小型バッテリー(ジュース缶と同じサイズ・形状)を購入できるようになればいいんだろうけどね。
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