【オリンパス 低価格のデジカメから撤退へ】 これを受けて、オリンパスはデジカメの製品構成を見直し、価格が150ドル、日本円でおよそ1万5000円以下の製品の開発や生産を今年度中に終了する方針を決めました。これに伴って、今年度の販売目標は343万台と昨年度の実績よりおよそ40%減少しますが、価格や機能が比較的高い製品に絞り込み、映像事業の赤字の解消を目指すとしています。
↑ オリンパス経営方針説明資料から
スマートフォンの普及に伴って低価格のデジタルカメラの販売が世界的に落ち込むなか、精密機器メーカーの「オリンパス」は低価格のデジタルカメラから撤退し、比較的、高機能な製品に絞り込んで、赤字が続く映像事業の立て直しを目指すことになりました。
以前から本家サイトでも何度か取り上げていた、デジカメと携帯電話のカメラ機能との競合問題。一般携帯ですら大きくシェアを食われていたのに、スマートフォンの普及でさらにデジカメ部分が高機能化したことで、低価格帯のデジカメはまったく太刀打ちが出来なくなったと評しても過言ではない。今回のオリンパスの決定は、ある意味当然で、妥当なものといえる(引用記事では具体的な額面があったけど、資料上では見当たらなかったので、こちらで掲載した次第)。
個人的にはかつてオリンパスのデジカメを使っていただけに、なんだか複雑な気分なんだけどね。
コメントする