欧州連合(EU)の欧州委員会は29日、加盟国の経済・財政に関する勧告を発表した。欧州債務危機対策として各国に課していた財政再建の目標達成を断念して、期限を先送りするなど緊縮策を緩和し、経済成長を重視する政策への転換を表明した。
●で関連するリリースが後日出ることを期待しつつ。昨年末から【IMFが自らの方針としていた「緊縮財政で景気回復」への総括を始めたようです】などにもあるように、IMFサイドの方針転換で「過度なダイエットはかえって不健康になる」的な認識がEUにも広まりつつある中で、今回欧州委員会も正式にこの方針を認める決定を下した。
これは結構大きなターニングポイントになる......はずなんだけど、引用の最初の共同伝は誤解しかねない表現を使っているし、日本国内での伝えられ方にもちょいと注意をする必要がありそう。
欧州の債務危機は日本にも大きな影響を与えているからね。その債務問題への対処法のかじ取りが変わったとなれば、日本が受ける影響も小さくない。だからもっと積極的に、そして正しく伝えられねばならないのだけどね。
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