自動車と比べるとサイズは小さめ、視野にも留まりにくい。そしてほとんど無防備なこともあり、衝撃を受けた時の搭乗者の被害も大きいのがスクーター。そのスクーターの小ささと、目に留まりにくさのリスクを分かりやすく表現し、多くの人に知ってもらおうとして、ラトビアで展開されたプロモーション。
「スクーターは小さくて、そしてほとんど無防備な状態なのです。(だから歩行者も自動車運転手も気を付けてください)」と道路(普段は本物のスクーターや自動車が駐車するような、道の端)に描き、その先にミニカーのスクーターを配する。
少なからぬ人がその存在に気が付き、「なるほど、極端な表現だけど、確かに気が付きにくいよね」と注意を新たにする。また一部の人は存在に気が付かずに、ミニカーをぐしゃりと壊したり蹴り飛ばし、はじめてそれに気が付き「あちゃ......オーバーだけど、確かに気が付きにくいよな」とリスクを疑似体験する次第。
自動車で踏まれたらどうするのだろうか、気が付くのかなという心配はあるけど、注意してほしい物事の焦点を異様なまでに局限化して注目するってのは、よくある話。面白い切り口ではある。
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