旅行の途中で気まぐれに、ガムの包み紙で折った折り鶴を大変気に入った娘と、その反応に嬉しさを覚える父親。それ以降、何かあるたびに父親は何かあるたびに小さなガムを使って折り鶴を折り、少女に手渡し、ある時は励まし、ある時は勇気づけ、ある時は慰める。少女と父親は常にガムと、その包み紙で作る折り鶴と共にあった。
そしていよいよ結婚(あるいは単に一人暮らし?)をするため我が家を後にする時が来る。車に荷物を詰める父親。ふと一つ、小さな箱の荷物を落としてしまうと、そこに入っていたのは、これまで父親が手渡し続けていた折り鶴だった。
CMの最期に語られるコピーは「時として、小さなものは、ずっと続くものなのですよ」。親子の歴史は小さなガムと共に織りなされていく......というところだね。父親にとって、まさに感無量だったろうな。
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