台湾のニュース映像会社に勤めるMarina Shifrin嬢。彼女自身はこの仕事が好きで誠心誠意をこめて作品を作り、質の向上に励んでいるが、彼女の上司は「質などどうでもよい。とにかく素早く量を多く作れ、そして多く閲覧されるようにしろ」とばかり方針を押しつけてくる。
その上司のやり方に幻滅した彼女は、ついに会社を辞めることを決意。自分の想いをアピールするため、会社に午前4時半に出社し、思いのたけを綴ったミュージックビデオを創り上げ、公開した。「ページビューにヤキモキせずにコンテンツの良さを見てよ」など、シンプルだが力強い彼女の想いがじわじわと伝わってくる。
辞表、その逆の就職を願っての履歴書的なものを映像化してYouTubeにアップするという事例はちらほら見受けられるようになったけど、このようにメッセージ性の強いものはなかなか無い。動画のコメントに本人が書いた「コンテンツの量やビュー数を直接求めるのでは無く、品質に焦点を当てることこそがより重要だと思う。それが事実であるのなら、この動画も評価を受け、結果としてページビューが多くカウントされることだろう」というメッセージが、9月28日の掲載開始以来、現時点で1000万近いページビューで裏付けされている感じだな。
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