二次元の画像を三次元のように、つまり立体のように見える平面を描く手法を用いて、「え?」と驚くシーンを連発しながらディーゼル車の新車、CR-V 1.6を紹介していくホンダのCM。単発モノをアートとして路上に描いたり、芸術作品と展示したり、プロモーション用に使うってのは結構見聞きするけど、これだけ多彩な情景を短時間に収め、そして作品に仕上げるやり方は素晴らしい。テーマも二次元の錯覚では無く、本物の優雅さ、素晴らしさを誇るCR-V 1.6ということがじわじわと伝わってくる。
何よりもだまし絵的な世界がリアルな映像で繰り広げられることに、子供から大人まで「え?」と驚かされ、注目し、つい見入ってしまう。CMってのはとにかく注目させ、じっくりと見てもらうのが最低限必要なんだけど、視聴者に不快感を与えることなく驚きと興味を持たせ、商品への注目を集めさせるやり方には拍手もの。
こういうセンスには素直に拍手をしたいし、この1/100でいいから自分もほしいなあ、と思ってしまうモノなんだけど......やはり天性のものが多分にあるんだろうね。
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